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モルモットに与える食餌は牧草、野菜、果物やペレットを与えることをお勧めします。
それぞれの割合については牧草を中心として、モルの嗜好や飼い主さんの都合などで調整しましょう。
肥満や体調なども食餌に影響されますので、体重や糞の様子を見ながら食餌の内容を見直すのも良いと思います
また、食餌によってはいくつかの病気を予防することが可能です。特にビタミンCはモルにとって
なくてはならないものですので、食べものなどにより摂取できるようにしてあげてください
食餌とはあまり関係が無いようですが、飼育温度も影響します。
夏場の温度が24−29度くらいより上がると、体温上昇を防ぐために水分摂取量が増えて食餌の量が
減ってしまったり、冬には尿をすることにより体温が低下してしまうことを防ぐため、
水を飲まなくなる場合が多いようです、これらも体調に影響することがありますので温度管理にも
気をつけてあげましょう
ペレット入れ
安定感のある陶器などの重たいものを使います。容器を口で噛んでひっくり返すモルもいるので注意しましょう
水入れ
安定性のある深めの皿で与えます
しかし、モルは平気で水の入った容器に足を突っ込んだりして、
すぐに水を汚してしまいます。そのため、こまめに水のチェックが出来ない場合は
ケージに取付けるタイプの給水ボトルを使用しましょう
注意:餌や水入れの容器はいつでも清潔にしておきましょう
モルは住まいの隅っこに糞尿をすることが多いですので、餌や水入れのお皿なども隅っこに置いておくと、、、
トイレにされてしまいます。真ん中に置きましょうね
飲み水
飲み水は絶対に切らさないようにします。また、毎日新鮮な水を与えましょう
大人のモルが1日に飲む水の量(目安ですが)
1.ドライフード・乾燥牧草の場合は250cc〜
2.上の餌+野菜を与えながら飼育しているとき50−100cc
注:充分な量の野菜・果物などを与えている場合には、水を飲まない仔もいます
(うちではルビー以外の仔はボトルの水を飲まないのです)
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食べもの
牧草、野菜、果物やペレットをバランス良く与えましょう
1日あたりの餌の量は成長期のモルで体重の8%、大人は6%が目安です
日中はおもに野菜や果物を与えて、夜か就寝前に食べ残した野菜類があれば捨たほうが良いでしょう
主食の牧草はいつでも食べられるようにしておきます
ペレットもいつでも食べられるようにしますが、もし肥満になってしまった場合は
ペレットの量を調節するか、与えている果物を糖分の少ないものへ変更するなどの工夫が必要です
与えない方がいいもの:
人間の食べるような味付けしてあるものや甘いお菓子類、塩分のあるものや苦いもの
ペット用として売られている、栄養価の高いナッツやドライフルーツなどなど
その他の注意は、このページの一番下にまとめてあります。
こちらからジャンプできます
・ペレット
市販のモルフードを与えます。もし、いつも使っているモルフードが手に入らないときは、
違うメーカーのモルフードを与えることになると思いますが、
メーカーが変わるとペレットの匂いや味が異なるために、食べなくなってしまう事もあります
そのときは、
今まで使っていたメーカーのラビットフードを与える事も可能です
(ただし、ビタミンCを含んでいないので、必ず追加でビタミンCやビタミンCが豊富な
パセリなどの野菜を摂取させましょう)
また、モル用とウサギ用のペレットでは含まれているビタミンやミネラルなどが異なると
言うメーカーもありますので、一時的な食餌として与える方が安心でしょう
ペレットの原料は、牧草に小麦類、とうもろこし、ふすまなどをミックスして、固形乾燥させたたものです
モルフードでもビタミンCの含有量が少ないもの、含有量の表示の無いものはビタミンCを
別に摂取させた方がいいでしょう
ビタミンCの含まれているペレットでも、次のような状態ではビタミンC成分が減っているので注意します
1.温度や湿度の高い場所で保管したもの
2.開封後長期間たったもの
3.開封していなくても品質保持の期間の過ぎたもの
成長を終えたモルに与えるペレットの情報はこちらに
まとめてあります
ペレットを別のものに変えるとき
何らかの理由で別のペレットに変えるとき、いきなり新しいメーカのものにすると
食べなくなってしまう場合がありますので、時間をかけて変えます
1.今まで与えていたペレットの中に1/4くらいの量の新しいメーカのペレットを混ぜ、
その割合のまま3−5日間与えます
2.次に1/2ずつの割合にして同じ日数くらい続けます
3.新しいメーカのペレットを3/4にして、また同じ期間与えてみましょう
4.新しいペレットを良く食べているようなら、ペレットを新しいメーカのものに切り替えます
☆新しいペレットを食べてくれるよう、ご検討を祈ります
アルファルファからチモシーベースのペレットへ変えるときは、とても時間が掛かる場合もあります
チモシーペレットへ変えたときはペレットの摂取量が減ってしまい、
その分乾燥牧草を食べるようになる可能性がありますので、牧草を多めに与えておくと良いようです
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・牧草
新鮮な牧草をいつでも食べられるようにしておきましょう
牧草を与えると・・
・噛む回数が増えるので、歯の伸びすぎを防げます。また、噛むことによってストレスも解消されるでしょう
・ペレットや果物に比べて栄養価が低いので、食べすぎても肥満になることが少ないです
・噛む回数が多い分、食べるのに時間が必要なため、退屈している時間が少なくなります
・同時に毛を食べてしまうことも少ないでしょう。また、食べてしまった毛が腸内に溜まることも防げます
(毛食いはストレスや繊維質の欠乏などとも関係があります)
・牧草の豊富な繊維質を分解するため、腸内の正常な細菌が増えて健康でいられます
(乾燥の牧草には粗繊維が約20−30%含まれます)
牧草はどこで手に入れるの?
・乾燥の牧草(乾牧草、干草)
ホームセンター、ペットショップ(特にうさぎ専門のショップは色々な種類の牧草が揃っているようです)
利点:手軽に手入ができて保管も楽です。また、生牧草購入に比べ安く売られています
オススメ保存方法:100円ショップなどで売られている「衣料用圧縮袋」などのチャック付きの袋が便利です
牧草と共に乾燥剤(ドライフラワーのコーナーなどで売っています)を入れて、密閉しておけば安心です
[保存方法の関連記事「
牧草の大量購入レポート」へジャンプ]
・生牧草
通販で業者から購入、ペットショップなどで売られている栽培セットで育てる、種を購入して自家栽培するなどの方法があります
利点:食いつきがいい(乾燥よりもよく食べる)、残ってしまっても天日干しすれば無駄なく利用できます
保存は新聞紙でふんわりと包み、冷蔵庫(野菜庫)で1週間ほど保存できます。ただし、
牧草の種類によっては香りの強いものもありますので、そのときは他の食品に匂いが移らないように
気を付けてください
・乾牧草を与えるときに、少し気を付けたいこともあります
乾燥の牧草でロングタイプのものは長いままフロアに置いた場合、茎の折れ曲がったところから
上に飛び出てしまい、目などに入って怪我をする可能性があります
ロングタイプは適当な長さ(5cmくらい)にカットしてから与えた方が安心ですね
牧草は濡れたり湿った状態で置いておくとカビが発生することがあります。モルに与えた牧草は
毎日新しいものと交換してあげましょう
糞尿などで汚れた牧草を食べると、口内炎等になる可能性がありますので、こまめに取り除きましょう
「強力ハサミ」これでロングタイプの牧草一握り分を
一気にカットしています |
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・主な牧草の種類(品種)・栽培環境等
イタリアンライグラス (ニオウダチ・ヒタチヒカリ等)
一年生の稲科牧草、関東から九州まで栽培。初期成長が早い
オーチャードグラス (トヨミドリ・ワセミドリ等)
多年生の稲科牧草、耐寒性が強く北海道から九州の山岳地域に極めて広範囲に栽培
ペレニアルライグラス (ヤツナミ等)
多年生の稲科牧草、冷涼穏和な気候と肥沃な土壌を好み極端な乾燥や排水不良な土壌には不適
チモシー (キリタップ・アッケシ等)
多年生の稲科牧草、イネ科牧草中耐寒性が最も強く北海道を中心に栽培
(他の稲科牧草として、ローズグラス/ギニアグラス/メドウフェスク/
スムーズブロームグラスなどもあります)
アカクローバ (ホクセキ等)
多年生の豆科牧草、アカツメクサとも呼ばれ耐寒性が強く栄養価が高い
アルファルファ (ツユワカバ・ヒサワカバ等)
多年生の豆科牧草、北海道から九州まで広く栽培。栄養価が高い
マメ科の植物は量を多く与えると腸の負担が増えてしまいますので、
必ず他の牧草と混ぜて与えてください。また、イネ科牧草に比べ栄養価が高い
(たんぱく質・カルシウムを多く含んでいる)ので、大人のモルには少量だけにするか、与えないほうが安心です
生牧草はモル達に好評です。特に摘みたての牧草は良い香りで、葉の部分はシャキシャキと、
茎の部分には甘味があると言われていて、一緒に与えた他の野菜より先に食べています
生牧草、最後の1本はいつも取り合いです |
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乾牧草を食べてくれないモルには・・種類やメーカーを変えてみるのも有効ですが
与え方を変えてみたりして、食べてくれるか試してみましょう
1.直径1−2cmに束ねて与える
2.束ねたものを吊り下げてみる
3.他の野菜を与えるときに新しい牧草も一緒に与えてみる
4.1本ずつ手で与えてみる。乾燥ものなら穂の部分か葉を、生なら葉の部分を手で持ち、
モルの口元へそっと出してみましょう
生牧草を一定期間与えてみて、牧草本来の味を覚えてもらうのも良いでしょう
牧草をベランダでプランター栽培して見ました。牧草のプランター栽培
でご覧になれます
生牧草をプランターのまま与えた「牧草の立ち食いカウンター」も覗いてみてください
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乾燥牧草の穂の部分 |
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園芸店で購入したチモシーの種 |
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・ビタミンC(アスコルビン酸)
モルが一日に必要なビタミンCの量
生後1ヶ月ぐらいまでは体重100gあたり0.5mg
それ以降は6〜10mg
妊娠中は20−30mg
ビタミンCは水溶性のため摂り過ぎても尿として排出されるので害はないですが、
必要量の何十倍もの量を与えるような極端な摂取は避けましょう
補給方法
・ペレットで
市販のペレットでモルモット用として売られているものには、たいていビタミンCが含まれています
しかし、ビタミンCの含有量の表示がなかったり、ペレットの保存状態/保存日数等で
ビタミンCはどんどん減ってしまいます。野菜や果物等でもビタミンCを摂取できるように心掛けましょう
・市販のビタミンCを使用する
大きな薬局へ行くと「アスコルビン酸/原末」として瓶入りのものが売られています。
たいてい黄色い箱ですので、ビタミンコーナーへ行けば見つかると思います
写真はアスコルビン酸の原末です(200g入で約2000円) |
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注意!アスコルビン酸は熱により破壊されやすく、粉末のものは吸湿しやすいので、
密閉して10度以下で保存するようにします
ちなみに、我が家ではビンごと冷凍庫に入れています
・飲み水に溶かして与える
ビタミンCを水に溶かし、給水ボトル等に入れて飲ませます
ただし、塩素処理した水道の水はビタミンCを不活発にするので、一度煮沸・冷却するなどで塩素分を
無くしてから混ぜた方が成分が減らないでしょう
錠剤の場合は砕いてから水に入れると溶けやすいようです
また、ボトルの金属部分は腐食の少ないステンレス製のものを使います
・野菜、ペレットに混ぜて与える
千切りしたキャベツやレタスなどの野菜に耳掻き半杯ほど(約20mg)のビタミンCを振りかけ、
よく混ぜたものを食べさせます
または、小皿に入れたペレット少量に野菜のときと同量のビタミンCを入れ、
水を注いで与えます。このとき、餌を食べない場合はペット用ミルクなどを少量を加えて味を変えると
食べてくれるようです
・ビタミンCの多く含まれる野菜・くだものを与える
パセリはビタミンCが豊富(葉のほうから与えて食べなかったら茎のほうから与えてみる)です
もし手に入ればケール(青汁の原料)やタンポポの葉(自家栽培します。道端に生えているものは危険です)なども
良く食べてくれるのでお勧めです。新鮮なものをあげてください
注意:レタスはビタミンCがほとんど無くて、水分が多いため与えすぎに注意しましょう
ビタミンCの多いもの
パセリ、ケール、ブロッコリ、カリフラワーなど
ビタミンCの比較的多いもの
キャベツ、オレンジ、タンポポの葉など
この中でビタミンCのもっとも多いパセリを例に、1日の与える量を見てみましょう
「食品成分DB」によるとパセリ100g中に含まれるビタミンCは200mgですので、
1日に10mgのビタミンCを摂取させたいときは約5gのパセリを与えれば、ほぼ良いことになります
(保存日数などによりビタミンCの量は減っていきます)
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これでパセリ5gです |
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小型のレタースケールで測定しました |
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野菜などを与えるときの注意
モルモットに与えてはいけないものとして、トマト・ジャガイモの葉や茎、ねぎ類、ニラや果物の種等があります
また、穀類を与えすぎると内臓に負担となりますので、ほどほどに
夏などの暑い時期に野菜を与える場合、冷蔵庫から出したものをすぐに与えず、
なるべく室温にしてから与えます(葉ものは水道水でざっと洗い、水気を切ると良いでしょう)
毎日同じ野菜を与えていると、飽きて食べなくなってしまう事もありますので、
日によって異なる野菜を与えるか、今まで葉のまま与えていたなら、千切りにして与えるなど、
色々試してみると良いと思います
果物は糖分が含まれているので、与える時は少量にしてください
りんごや梨などの果実を与えるときは種を含んだ芯の部分は取り除きましょう
我が家では現在、農薬のことがちょっと気になってしまい、葉もの野菜は水にさらして、トマトなどは切る前に
洗剤で洗ったあと、流水で丁寧にすすいでいます
現在これに関しまして調査中ですので、結果がまとまり次第ご報告したいと思います
りんごの皮/タンポポの葉は、便秘予防になります。ただし、りんごはワックス等がついている可能性がありますので、
りんごを切る前に洗剤等で良く洗い、水で良くすすぎましょう
野外で野草を採る時は除草剤や殺虫剤などのかかってないものを採りましょう
よく分からない野草などは与えないでください、万が一モルが中毒になってしまったら可哀相です
道端などの人の住んでいる所に自生している草は、与えると中毒になるものがあったり、
除草剤や消毒薬などが散布してあるので決して与えてはいけません
人間が食べる味付けをしてあるものも、与えないでください
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