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これは安上がり?牧草の大量購入レポート

モル飼育には欠かせない「チモシー牧草」ですが、3匹飼育している飼い主にとって、1ヵ月で5kg以上も牧草を 消費すると大変な出費になってしまいます
現在使っている牧草は「ロングマット」と「うさぎショップのオリジナル牧草」ですが、費用を抑えるために以前教えて 頂いた*「30kg牧草」を、試しに購入してみました。ここでは、その牧草の購入から食べっぷり、保存の方法などに ついての説明をしています

*「モルモットと旅するがっかりワールド」のまことさんから教えていただきました


購入

まず、日本競馬飼糧株式会社のホームページで 牧草を選びました。今回は「取扱い商品(うさぎ編)」の北海道産2番刈り(30kg)をオーダーしてみます
(2番刈りは、1番刈りと比較すると、細くて柔らかめ、色や香りが良いので、モルの食いつきが1番刈りよりも良いと 言われています)

牧草の種類が紹介されていなかったので、問い合わせたところ「取扱い商品(馬編)」のものと同一のチモシー牧草でした



牧草の到着

宅配便で送られてきます。大きさは圧縮状態で60リットルくらいとお聞きしていたのですが、実際に見た時は想像していた よりも小さく感じました。包装は麻袋状のしっかりとしたビニール袋です。持ちやすいように太いロープで縛ってありました


到着した牧草

これが到着した「30kg牧草」です


到着した時に、実寸のサイズを測ったところ、高さ・幅・奥行きは、約67×50×40(cm)でた
ついでに重量をヘルスメーターで測定したところ、包装した状態では約31kgありました



巨大ヘイキューブ


包装を開けたところです。機械圧縮された牧草は、数本のヒモで縛ってあります。見た目は「巨大なヘイキューブ」と言う 感じでしょうか
縛っているヒモを切ると、圧縮されていた牧草がどんどん出てきます
牧草をほぐした所、ケーキのミルフィーユ状に牧草が何層にも重ねられていました


保存方法

自宅での置き場所は、普段使われていない客間に置くことにしました。ここならば、冬の間は気温や湿度は 気にしなくて済みそうです

長期間の保存をするときは、乾燥状態を必ず保つことが重要ですので、高温多湿な場所に置くのは避けたほうが良いでしょう
また、長期間の保存では、天気の良い日には定期的に日向へ置くと良いようです。 このとき、黒いビニール袋を使用すると効果的でしょう

保存するのは「布団用の圧縮袋」に乾燥剤と共に入れ、密閉しておくことをお勧めします
袋に移しかえるときは、足元が牧草だらけになってしまうので、大き目の敷物の上での作業がオススメです
牧草は、圧縮袋2−3枚あればすべて収まります
たまに乾燥剤の状態をチェックするだけで、湿度も気にせず虫なども入り込まないので安心ですね


圧縮したところ

試しに思いっきり圧縮して見ました(左の2つ)。いちばん左のパックは約3kg、そのとなりは約12kgです
実際の保存では、ここまで圧縮する必要はないでしょう



乾燥剤 乾燥剤の粒
ドライフラワーのコーナーで見つけた乾燥剤
青い粒がピンクになったときは、皿などに移しレンジにかければ
再利用が出来ます(東急ハンズで300g−500円でした)


この乾燥剤を、食品用のだしパック等の通気性のある袋に入れ、乾燥剤が出ないように封をして使います
だしパックは100円ショップでも売られています。乾燥剤を再利用することを考えると、牧草クズの進入を 防止するために、パックを2重にしたほうが良いでしょう


牧草についての印象

最初の印象は、香りが強めで、茶色の葉が少し目立ちます。牧草の部分的な割合は、穂1・葉8・茎1くらいでしょうか
葉の部分はとても柔らかく、長いものです
また、今回モニターになっていただいた方にも好評でした


牧草の中身 牧草のアップ
30kg牧草のアップです


食いつきの検証

続いて「食いつき検証」です。現在は「うさぎショップのオリジナル牧草」をモルたちに与えていますが、 これの食いつきは良好です
ケージの右手前にいつも与えている牧草、左手前には購入した30kg牧草をそれぞれ置いてみました。 現在、扉の外ではモルたちが待ち構えています


食前の牧草



入り口をあけたところ、いつも食べている牧草に行きましたが、そのうちに30k牧草の方も食べるようになりました
与えて暫くすると、いつも食べている牧草は茎の部分を残して食べ尽くされていました


牧草の検証中

2種類の牧草を、行ったり来たりして食べているモルたちを観察すると、3匹とも食べ方が個性的でした

まず、ルビーはペレットをOxbow社に変えたときも抵抗なく食べていたのですが、そのとき同様、新しい牧草を バクバク食べています(ルビーには「こだわり」と言うものが無いのかも?)

じゅりは新しい牧草はよく食べるものの、、茎の部分の「歯ごたえ」が好きなようで、「新しい牧草には茎がないじゃん」と アピールするかのように、今まで食べていた牧草の方へ行き、茎の部分を選んで食べていました

モコは両方の牧草の「おいしそうな部分」だけ選んで食べているように見えました (3匹の中で嗜好がはっきりしているのですね)

モルたちが新しいほうの牧草を食べている時に気がついた点は、そのまま与えると葉が長すぎるためか、すこし食べ難そうです。 また、いままでの牧草と匂いが違うので、最初は売れ行きがあまり良くありませんでした
そこで、牧草を5cmくらいの長さにカットした後に、今まで与えていた牧草を少し混ぜて与えました。結果は、 思った以上に食べてくれましたので、暫くはブレンドしたものを与えて、時間を掛けて切り替えていこうと思います

与え始めてから約1ヵ月経ちました。モコとルビーは残すことがなく食べていますが、じゅりは茶色いところを食べ残しています (困ったモルだ・・)
ただし、いまだに飽きていないようなので、引き続き与えられそうです

また、うちのモルたちを含め、モニターさんとして参加してくれた全18匹のモルで、食べなかったと言う仔はいませんでした (あぁ良かった)



価格

気になる価格について、現在は30kg牧草と「うさぎショップのオリジナル牧草」の2種類を併用していますが、 安いほうの牧草だけを使うようになった場合、どれだけ経費が節約できるか試算してみました


・「ロングマット」と「うさぎショップのオリジナル牧草」
両方とも1kgで1000円前後の価格です。うちの場合、1ヵ月で5kgは消費しますから、年間60kgだと6万円にも なってしまいます

・30kg牧草
1梱包送料込みで4000円ですので、年間60kgで8000円
この牧草だけにした場合、我が家では1年間で52000円オトクな計算になります



総評(途中報告)

現在はまだ、2種類の牧草をブレンドした状態で与えています(新牧草3:今まで与えていた牧草1の割合です)、 この状態では、うちのモルたちは気に入ってくれました
最終的な結果が出るまでには、しばらく時間が掛かると思いますので、ポイントと対処法をまとめてみました

メリット
1.安上がりなこと
2.配達してくれること。多頭飼いしていると隔週で購入しに行くこともあります
3.茎の部分がほとんど含まれないので、食べ残しが少なくゴミが減りました

デメリット
1.購入して、もしもモルの口に合わなくて食べてくれなかったら困ってしまいます
2.少数飼いの場合は、全てを使いきれないほどの量になります
3.自宅に牧草保管のためのスペースを確保しなくてはなりません

今回購入した2番刈り牧草では、食べないと言うことはなさそうです
また、2と3については、他のモル飼いさんと、共同購入するのもひとつの手だと思います。車などを利用して行き来が 出来そうなモル飼いさん仲間がいらっしゃれば、一緒に購入してみるのはいかがでしょうか?


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