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以前に学校へ宛てた手紙に同封した、飼育に関しての資料です


「モルモットの飼育方法」(概要)


最近モルモットを飼育する学校が増えているそうです。
理由として、性格がおとなしいため本気で人を噛んだり引っ掻くことがほとんど無く、 多少個体差はあるものの臭いが少ないと言う事や、愛情を持って世話をすれば、人懐っこい仕草を見せたり、 甘えてきたり、意思の疎通がはかれる、非常に感情の豊かな動物で、関わりを持てば持つほど、 世話をする先生方や子供達の心を豊かにしてくれる等が考えられます。



−飼育の環境について
モルモットが快適に過ごせる気温は17−24度ですが、季節によって工夫次第では屋外で 飼育することも可能です。

夏の場合は、舎に直射日光が当たらないようにして風通しを良くします。また、 体温調節のために多くの水分をとり、尿を沢山しますので、飲み水はなくならないようにし、 傷んだ野菜は取り替えます。
29度を超えると体温上昇を防ぐため食事量が減り、32度を超えると妊娠しているモルや 高齢モルにとって、特に危険だと言われています。

冬は外気が吹き込まないよう、舎に風除けをつけます。同時に、モルモット自身が保温出来るようにします。
具体的には、木材で小屋を作りその中に稲や麦の藁などを多めに入れておく方法が良いようです。
また、気温が13度以下になると、生まれて間もないモルモットは成長不良になる可能性があると言われます。

特に、病気の時や妊娠後期〜授乳期間中のモルモットは、出来るだけ17−24度の温度で 飼育することが望ましいでしょう。

湿度について一般的には40〜60%が良いと言われています。
しかし、日本ではその湿度を維持することは不可能ですので、梅雨などの湿度が極端に高い時期は、 特に皮膚病や餌が傷んでいないかを注意すると良いと思います。


−繁殖
モルモットが初めて発情するのはメスの場合、生後30−134日。オスは生後56−70日ぐらいです。
その後はメスは13−20日(平均16日)の周期で1〜1.5日間くらい発情し、 オスはいつでも発情可能ですので、オスとメスを一緒にして飼育した場合、子どもたちだけでは 面倒できなくなってしまうほど匹数が増えてしまうため、無計画に繁殖させてしまう事が無いように、 オスとメスを別にするなど充分な管理が必要です。
また、繁殖をさせる場合、メスは生後4−5ヶ月以降または体重500g以上がよく、 生後9〜12ヶ月までに初めての出産を済ませるようにします(オスは生後3ヶ月以降なら問題ないと言われます)

繁殖に成功した場合、約60〜72日で出産します。授乳期間は2〜4週間ですので、 この期間は絶対に母子を離さないようにします。
その後、生まれてきたオスは生後8週間で発情を始める場合があるため、4〜8週の間に 生まれたオスを母親から離すことが必要です。


−飼育に使用する餌について
理想の食餌は牧草、野菜、果物やペレットをバランス良く与えることですが、 モルモット用のペレットを主食として与えている学校等が多いようです。

モルモットのような草食の動物は、腸の中の細菌が食べ物に含まれる繊維質を分解する働きによって 主に栄養を得ています。
野菜や果物中心の餌では繊維質の量が足りないため、腸内細菌の数が減ってしまい健康を 維持できなくなります。
この場合、臭いの強い下痢や軟便になる場合がありますので、牧草などの繊維質の多いものを 食べさせることにより改善できます。

同時にモルモットは牧草を食べることにより、伸び続ける歯を擦り合わせ、歯の伸びすぎを防いでいます。
もし野菜だけを与え続けると、歯の噛み合わせが悪くなり不正咬合になる場合があります。 この状態では餌を満足に食べる事が出来ません。

また、ヒマワリの種、小麦やトウモロコシなどを餌として与えてしまう場合がありますが、 これらの穀類にはご存知のように蛋白質、炭水化物や脂質が多く含まれています。
これらをモルモットが摂取すると、蛋白質や炭水化物によって消化不良を起こし、 カロリー過多や脂質によって内臓に負担が掛かるため、出来るだけ与えないようにします。
これらを原料にした食品はもちろんですが、人間が食べるために加工された食品なども餌として適切ではありません。

逆に、食べる物がなくなってしまい、腸が空っぽになってしまうと、腸内細菌が一気に減ってしまいます。 このことを避けるためにも、餌入れの牧草などを絶やさない事が重要です。

同様に大切なことは、ビタミンCは人間と同じく体内で作ることが出来ないので、餌により 摂取できるようにする事です。このためモルモット用のペレットにはビタミンCが含まれています。
ビタミンCが不足すると体の抵抗力が減ってしまうことはもちろん、放っておくと歩行困難となり その後死んでしまうでしょう。

これらの事からも分かるように、食餌によってはいくつかの病気を予防することが可能ですし、 寿命までも左右してしまいます。

また、モルモットの好物のひとつとしてタンポポの葉があります。
これはビタミンCが比較的多く含まれていますので、これからの季節はモルモットに与えてみるのも 良いでしょう。もちろん、除草剤や農薬などのかかったものは避けます。

参考までに、モルモットに与えてはいけない野菜類として、ねぎ類、ニラや果物の種等があります。


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